天賞堂 T-Evolution モニター 第1回 開梱編

■創業140周年。鉄道模型への参入から70周年を迎えた老舗、天賞道
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16番ゲージを廉価に、若い人にも楽しんで貰いたいという趣旨で、2019年冬からT-Evolutionシリーズが2019年12月18日に始まります。プラスティック製ディスプレイモデルですが走行化パーツキットが用意され、市販品を用いたカスタマイズも可能です。第1弾は事業用車 クモヤ145形 (全5種) です。天賞堂 T-Evolutionシリーズ 特設サイト https://models-store.tenshodo.co.jp/T-Evo/

■ラインナップ
http://www.tenshodo.co.jp/models/product/tevo/01_kumoya145/tabid/1141/Default.aspx
品番65001 クモヤ145形 100番代 国鉄タイプ(Hゴム灰色) 3,800円+税
品番65002 クモヤ145形 100番代 JR東日本タイプ(Hゴム黒) 3,800円+税
品番65003 クモヤ145形 1100番代(足回り灰色) 3,800円+税
品番65004 クモヤ145形 200番代(Hゴム灰色 パンタグラフ1基) 3,800円+税
品番65005 クモヤ145形 1200番代(Hゴム黒 パンタグラフ1基) 3,800円+税
品番69001 T-Ev用走行化パーツキット(φ10.5PL車輪) 1,200円+税
品番05002 コアレスパワートラック 26P(φ10.5PL車輪) 2,800円+税 ※2019年12月26日

■クモヤ145形
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車両基地や工場へ入出場する車輌を牽引する直流牽引車です。試運転や霜取り列車にも用いられます。100番代、200番代は救援車輌としても使えるよう、機材積載スペースが設けられています。また200番代は交直流電車の制御車としても使用が出来るよう、屋上に検電アンテナを装備。JR西日本では主電動機をMT46AからMT54系に交換を行い、車輌番号は原番号+1000となっています。

■モニター (応募は2019年8月末で終了)
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私のほかに99人の方がモニターに当選しています。SNSなどに1人につき最低3回以上の投稿がなされる筈なので、検索してみてくださいね。

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開梱します。透明なブリスターパックに守られたクモヤ145形100番代 (以下、クモヤ) と、ビニール袋に包まれた取り扱い説明書、付属品が出てきます。

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ディスプレイモデルなのでPS16形と見受けられるパンタグラフは畳めません。受け側のブリスターパックはクモヤが容易に出し入れが出来るよう、隙間に指を入れられる空間が設けられています。

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ゆっくり、静かに透明な保護シール (再利用しないで捨ててください) を剥がします。このままクモヤをブリスターパックに戻すと、移動時に車体が擦れてしまいます。パンタグラフを外してからエコーモデルから発売している車輌保護ペーパーでクモヤを包むか、ブリスターパックの受け側と被さる面に柔らかい和紙のクッションを入れてくださいね。

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今回は前面方向幕のシールなど付属品は取り付けません。第2回で触れます。

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クモヤのお顔。黄5号の前面警戒色は別部品です。ワイパーは省略。検査表記は幡生工57-11で印刷済み。前照灯・尾灯・前面方向幕・室内照明灯は点灯しません。クモヤの左隅に糸みたいなものが付着していますが、かの国製造のおおらかさでしょう。バリとか不良品ではありません。簡単にとれます。

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3,800円+税という安すぎる価格設定ですが、車体のディテール、床下機器、DT21形台車はチープさを感じません。鉄道模型の車輌らしさはあります。所属は南チタこと東京南鉄道管理局所属の田町電車区。2020年後半に発売予定の185系直流特急形電車とのコラボも視野に入っています。なお185系はT-Evolutionではなく、通常の鉄道模型車輌として販売されます。

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屋根板は車体と一体設計です。側面の表示灯は省略。手すり、側面昇降段はモールドで表現されています。屋根上のパンタグラフ、信号雷管、避雷器、ヒューズボックス、ベンチレーターは別部品です。これらは樹脂のままの無塗装で質感がおもちゃぽいです。しかし、ぜんぶしっかり造りますと到底3,800円+税に納まりません。まず市販品のパンタグラフが1基で1,000円以上しますからね。

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市販品を用いたカスタマイズが前提な商品です。パンタグラフは差し込んであるだけです。モールドされた配管はシャープな印象です。色入れ作業、ウェザリングの汚し作業も容易に出来るよう考慮されています。なぜかベンチレーターは外れませんでした。 2019年12月5日追記 固いだけでした。

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台車は首を振らないです。車輪も回らないです。連結器はダミーとなります。床下機器の裏側は空洞になっています。

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車体と台枠は手だけで容易に脱着が出来ます。屋根裏と台枠に向きを示す表示はありませんが、逆向きでは装着が出来ないように造られています。

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運転席、天井備え付けのクレーン、6人分のロングシートなどの車内設備の部品はありません。抜けるところは抜いてなんとか定価を押さえたい、そんな狙いを感じます。

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淡緑色に塗られた内装。運転席背面の仕切りがあります。

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位置ずれが生じないようにクモヤ145- まで印刷済みです。車番は付属品のインレタを転写する設計です。国鉄の南チタに配属されていたクモヤ145-110、期間は1983年1月から1986年3月まで。クモヤ145-114、期間は1984年1月から1987年7月3日までです。

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鉄道詰所で通電状態 (パンタグラフを上げているという設定なので) で待機するクモヤ。台車と車輪は動きませんが、ぴたっとKATOのHOユニトラックにセットが出来ました。側線などのストラクチャー、直線区間のミニジオラマを創る用途なら、パンタグラフなど屋根上機器を塗装・インレタ貼り・前面方向幕のシール貼りで完結するかもしれません。

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電車を回送してきて、これから連結器を切り離す設定のクモヤ。黄5号の前面警戒色の角が一箇所、色が乗ってないのが価格相応で残念 (試供品ですから検品せずに出荷しただけかも) 。走行時の設定の場合は、引っ張られる側の電車もパンタグラフも上げます。実車は詳しくないのですが、クモヤだけでは非力過ぎたり、制動する車輪の数が足らないのでしょうかね。

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電車をくっつけた姿がよく似合います。クモヤのお相手は天賞堂の103系直流通勤形電車です。鉄道模型の車輌を隣に並べても、クモヤの窓や車体への表記、別部品 (黄5号の前面警戒色) のはめ込み具合は共に良好に見えます。前述の通り、ダミーカプラーですから連結は出来ません。もちろんクモヤは文鎮状態で103系に押してもらう訳にもまいりません。今回は牽引電車の雰囲気だけ。

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クモヤ + モハユニット + クモヤ。電車の中間車を牽引するのならクモヤ2輌で挟むようにします。今回は発売前なので、もう1輌は準備が出来ません。懇意の専門店に品番65001、品番69001を各1個予約を入れました。別の動力化したクモヤに引っ張ってもらう、あるいは後ろの電車の動力車に押してもらうのなら、車体1個につき品番69001は1個でいいです。

※第2回は http://jnrjrjrf.seesaa.net/article/471457418.html